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1 2005年 11月 26日
神戸を代表する郷土土産の瓦せんべい。これが洋菓子の町神戸における神戸における洋菓子の最も走りだといわれていることをご存知だろうか?そして瓦せんべいを巡る老舗の微妙な関係を。
瓦せんべいというと、どのお店を浮かべるだろう?亀井堂総本店(元町)、菊水堂(神戸)、亀井堂総本家(さんちか)がメジャーなところだろうか。この3店のWebサイトに記されている瓦せんべいの歴史を比較するとなかなか興味深い。 企業のWebにのるお菓子の由来の話は、たいてい「いつ頃、どこの何兵衛がはじめたところ、たいそう評判で・・・」というストーリーなのだが、この3店でそのような話を書いているのは亀井堂総本店だけなのだ。菊水堂は、瓦せんべいが湊川神社の創建にあわせて生まれてきたと抽象的な記載に終始し、亀井堂総本家に至っては、古来から瓦せんべいがあったことを述べて、今の瓦せんべいの直接の由来の話とは微妙にずれている。 これらを比べると、亀井堂総本店が総本山か?とおもいきや元町一番街のWebによれば、瓦せんべいの原型となる「紅梅焼」がつくられたのが、開港の頃。これがいかなるものかは不明なのだが、江戸時代流行した紅梅焼の親戚かと推測する。これにアレンジを加えたものが瓦せんべいというのである。時期的なものから見て、紅梅焼に原料のヒントを、従来からあった瓦型煎餅(現在でも香川の銘菓で神戸の瓦せんべいと異なる瓦せんべいがある)から形のヒントを得た、湊川神社創建の寄進運動に乗じた商品だったと思われる。 そういう観点から見ると、先ほどの3社それぞれを重ね合わせてみると、瓦せんべいの歴史が見えてくるようにわざわざつくっているようにも見える。対立しあわないようにそれぞれの立場に合わせた主張をつなぎ合わせることで、瓦せんべいの歴史が俯瞰できるように仕組んでいるなんてなかなか奥ゆかしいことではないか。(そんな訳ないと思うけど。) ■
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by kobesweets101
| 2005-11-26 09:01
| スイーツの話
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